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特定健診・特定保健指導

「特定健診」通称「メタボ健診」は、心臓病や脳卒中など深刻な「生活習慣病」の前ぶれであるメタボリックシンドロームに着目した健診です。
病気の『芽』を早い段階で発見して摘み取る(⇒病気の発生を防ぐ)ための大切な健診ですので、対象となる方は必ず受診していただく必要があります。

対象者:40~74歳の被保険者、被扶養者

  • 解説

健診項目は?

   メタボリックシンドローム発見のためチェックされる項目

はいずれかの項目の実施で可(両方実施した場合は空腹時血糖を優先)

※メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積により、糖代謝異常(糖尿病等)、脂質代謝異常、高血圧などの動脈硬化の危険因子が、一個人に集積している状態をいいます。

検査項目 基準値
身体計測 身長・体重・BMI BMI 18.5以上 25未満
腹囲 男性 85cm未満
女性 90cm未満
血圧 収縮期/拡張期 収縮期 130mmHg未満
かつ
拡張期 85mmHg未満
生化学検査 脂質 空腹時中性脂肪 150mg/dl未満
(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl未満)
HDLコレステロール 40mg/dl以上
LDLコレステロール 120mg/dl未満
肝機能 AST(GOT) 31IU/l未満
ALT(GPT) 31IU/l未満
γ-GT(γ-GTP) 51IU/l未満
血糖検査 空腹時血糖 100mg/dl未満
HbA1c(NGSP値) 5.6%未満
尿検査 尿糖 – (陰性)
尿たんぱく – (陰性)
血液学検査 貧血 ヘマトクリット値 男性 38.5~48.9%
女性 35.5~43.9%
血色素量
(ヘモグロビン値)
男性 13.1~16.6g/dl
女性 12.1~14.6g/dl
赤血球数 男性 400~539 104/μl
女性 360~489 104/μl
生化学検査 心電図 異常なし
眼底 H0 S0

健診結果をよく見る

健診を受けた全ての方に、健診結果が届きます。現在の自分の体の状態や、生活習慣病予防のための基本的な情報が掲載されています。
健診結果に応じて、「今のところ健康な方」「リスクが出てきた方(=動機付け支援対象者)」「リスクが高い方(=積極的支援対象者)」に分けられます。

特定保健指導

動機付け対象者と積極的支援対象者に該当された方を特定保健指導対象者といいます。
特定保健指導対象者には、健保または会社から保健指導の案内が届きます。生活習慣改善のチャンスですので、今後の健康のために必ず受けてください。

実施時期 健診後3ヵ月以内にスタートします。対象者には案内が届きますので、詳細は案内をご覧ください。
指導方法 相談員による面談及び電話、メール、FAXなどを利用した指導
なお、2年連続して積極的支援に該当した場合、1年目に比べて2年目の状態が改善※していれば、2年目の特定保健指導は、動機付け支援相当で可となります。

  • ※BMI30未満:腹囲1cm体重1cm以上、腹囲2cm以上かつ体重2kg以上
相談員 医師や保健師、管理栄養士などの専門職
内容
  1. 初回の面談で、相談員のアドバイスを受け、ご自身の健康状態を理解します。ご自身で実施可能な生活習慣改善の目標及び計画を立てます。
  2. 計画に沿って、生活習慣を改善しましょう。行動記録を記入して、実施状況や効果を確認しましょう。
  3. 3~6ヵ月後に相談員と一緒に効果の確認をします。
  4. 次の健診まで、改善した生活を継続しましょう。

オンライン資格確認等システムによる特定健診情報の取得について

当組合は、オンライン資格確認等システムを導入しています。このシステムの機能の1つとして、当組合に加入する前に加入していた保険者(以下、前保険者)において実施された特定健診情報を、当組合が取得することが可能となっています。

この取得にあたっては、オンライン資格確認等システムを用いて当組合が前保険者から特定健診情報を取得する場合に限り、加入者本人の同意を得ることは不要とされています。

前保険者で実施された特定健診情報の取得を望まない場合は、下記の「不同意申請書」の提出をお願いいたします。

不同意申請書

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